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公開日:2024.09.03
更新日:2024.09.04
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宅配弁当のメリット・デメリットは?おすすめの宅配弁当を紹介

健康な体を維持する基本は、栄養バランスの良い食事を1日3食とることです。外食ばかりで栄養が偏らないよう、できるだけ自炊をしているという方も多いでしょう。
しかし、栄養に配慮しながら毎日3食分の献立を考え、買い物に行って調理もすることは簡単ではありません。

そこでおすすめなのが、手間をかけずに食事ができる宅配弁当の活用です。この記事では、宅配弁当のメリット・デメリットや活用したいシーンのほか、おすすめの宅配弁当をご紹介します。

目次

宅配弁当とは?

宅配弁当とは、電話やインターネットで注文した弁当や惣菜を、指定の場所まで届けてくれるサービスのことです。

近隣の店舗の食事をテイクアウトにしてデリバリーするサービスとは異なり、弁当に特化してバリエーション豊富なメニューを用意しているのが特徴です。栄養バランスに優れたものや特定の栄養を控えたもの、食べやすい工夫がしてあるもの、見た目が華やかで豪華なものなど、さまざまな種類があります。

宅配弁当は、宅配されるときの状態によって「常温弁当」「冷蔵弁当」「冷凍弁当」の3つのタイプに分けられます。それぞれの特徴は、次のとおりです。

常温弁当

常温の弁当は、作りたてをそのまま届けてくれるタイプの弁当です。受け取ったらすぐに食べることができ、作りたてならではのおいしさを味わうことができます。ごはんとおかずがセットになっているものが多いでしょう。
ただし、賞味期限は短く、急用などで配達日に不在の場合は食べずに廃棄しなければなりません。

冷蔵弁当

冷蔵弁当は、常温弁当よりも少し保存が効くタイプで、さっと温めるだけで食べることができます。
常温弁当よりも少し余裕を持って食べたい場合や、配達された日に食べられない可能性がある場合などは常温よりも冷蔵のほうが安心でしょう。

冷凍弁当

冷凍弁当は、作りたての弁当を新鮮なうちに冷凍したタイプの弁当です。冷凍弁当のメリットは、なんといっても保存が効くことです。そのため、数食分まとめて注文することができます。
仕事などで毎日弁当を受け取るのが難しい方や、食べたいと思ったときに自由に食べたい方には冷凍弁当がおすすめです。


宅配弁当の利用シーン

宅配弁当にはさまざまなタイプがあり、多様なシーンで活用されています。ここでは、宅配弁当の利用に適したシーンをご紹介します。

職場で簡単に昼食をとりたい

仕事の合間に外に昼食を食べに行ったり、テイクアウトしたりしていると出費がかさみます。つい好きなものばかり食べてしまって、栄養バランスが偏ることもあるかもしれません。かといって、毎朝弁当を作るのも負担が大きいですよね。

企業によっては、従業員の健康を守る福利厚生の一環として、社員食堂代わりに弁当をまとめて発注していることがあります。会社で一括注文する場合は、個別に注文するより値段が安く、お財布にも優しいでしょう。
会議や研修、セミナーなどで会社に人が集まるときにも、大量発注できる宅配弁当がよく利用されています。

一般的なランチでは栄養バランスの良いもの、大量発注のときはボリュームがあるものや値段が安いもの、接待やイベントでは豪華なものや話題性あるものが選ばれる傾向があります。

仕事や家事、育児、介護などで忙しい

自炊をするには、献立を考え、買い物に行き、下ごしらえをして調理をしなければなりません。さらには、使った調理器具や食器などを洗って、片付ける必要があります。

「繁忙期で、帰ったときには疲れ果てている」「子供がイヤイヤ期で、夕方になると精神的にも肉体的にも限界」「介護に時間を割かれ、ほとんど自分の時間がない」といった場合、「食事を用意しなくちゃ」と考えただけで大きなため息をつきたくなりますよね。

そんな、諸事情で食事をおろそかにしてしまいそうなときこそ、宅配弁当の出番です。電話やネットで注文すれば約束の時間に弁当が届くので、買い物も、下ごしらえも、調理も片付けもする必要がありません。常温のものならそのままで、冷蔵や冷凍のものなら温めるだけで、温かくておいしい弁当が食べられます。

高齢で食事の用意が難しい

年齢を重ねると、体調や生活スタイルが変化することもあります。ひざや腰の痛みなどがあって買い物や台所仕事が難しい方や、急に一人暮らしになって調理がおっくうになる方もいるでしょう。
慢性的な疾患により塩分や糖質などの摂取量に制限があったり、噛む力や飲み込む力が衰えていたりすると、食べられるものが少なくなるため、食事の用意がさらに困難になります。

宅配弁当の中には、高齢者に配慮したものも多くあります。栄養バランスに優れた食べやすい食事が自宅に届く宅配弁当なら、高齢者の健康維持に力を発揮してくれるはずです。
宅配することによって高齢者の見守りや安否確認を兼ねられる点も、離れて暮らす家族などにはうれしいポイントです。

高齢者におすすめの宅配弁当については、以下の記事をご覧ください。

高齢者におすすめの宅配弁当の選び方は?食事の注意点も解説

食事内容を管理したい

健康診断や人間ドックの結果を受けて、特定保健指導を受けるようすすめられることがあります。特定保健指導とは、生活習慣病のリスクが高い方に、医師や保健師、管理栄養士などが生活習慣の改善に向けて指導を行うことです。その中には、食生活の改善も含まれます。

栄養指導では、その方の状況によって1日の目安となるカロリー、糖質量、脂質量、塩分量などを指示されることが多いでしょう。しかし、忙しかったり疲れていたりすると、栄養指導を反映した食事を作り続けるのが難しく、管理がおろそかになる可能性があります。
宅配弁当なら、カロリー、糖質量、脂質量、塩分量などを栄養成分表示から把握できるため、簡単に1日の栄養バランスを調整することができます。


宅配弁当のメリット

宅配弁当が多様なシーンで利用されているのは、さまざまなメリットがあるためです。ここからは、宅配弁当を利用することによって得られるメリットを見ていきましょう。

調理や片付けの手間が省ける

宅配弁当を利用すると、すぐに食べられる調理済みの食事が届くため、調理や片付けの手間が省けます。
食事の準備と一言でいっても、そのプロセスが単純でないことは前述したとおりです。小さな子供や、要介護の家族がいるご家庭では、買い物へ行くだけでも一苦労なのではないでしょうか。買ってきた食品の仕分けや管理、片付けにも意外と手間がかかりますよね。

宅配弁当なら、調理だけでなく食後の片付けも必要ないため、時間を大幅に削減できます。献立を考える必要もありません。余裕を持って家族と向き合うためにも、自分の時間を作るためにも、積極的に活用してください。

食事内容を管理できる

外食をすると、何の食品が使われていたのか、どのくらいのカロリーだったのか、食べたものを正確に把握できないことがあります。

一方、宅配弁当は栄養成分表示が明確で、使われている食品も公表されていることが多いため、食事の内容を簡単に把握できます。食事の準備が面倒で、主食・主菜・副菜をバランス良く食べられていない人には最適でしょう。

自分では調理しない食品もとれる

自炊は栄養バランスを自分で調整しやすい一方で、なじみのないものや、調理方法が思いつかないものは避けてしまいがちです。

宅配弁当にはさまざまな食品が使われており、自分では調理しないような食品から栄養をとることも可能です。調理方法もバラエティ豊かで飽きずに楽しめ、自炊のヒントにもなるでしょう。

高齢者の見守りになる

高齢者の一人暮らしや、老老介護の家で宅配弁当を頼むと、定期的に人が訪れることになり、自然と安否確認をすることができます。
遠方にいて頻繁に様子を見に行くことが難しい高齢者の家族は、栄養面での安心感に加えて、無事がわかる安心感も得られるでしょう。

常温や冷蔵の弁当は、そのまま食べられる

常温タイプ、冷蔵タイプの弁当は、届いてすぐに食べることができます。
必要なタイミングに合わせて電話やメールで注文できて、すぐに温かい弁当が食べられる点は大きなメリットです。

冷凍弁当はストックできる

冷凍タイプは保存が効くため、まとめて買ってストックできるのが大きなメリットです。
仕事の忙しさが予測できない場合や、家族の都合で1日のスケジュールが変わる場合は、冷凍弁当が適しているでしょう。


宅配弁当のデメリット

さまざまなメリットがある宅配弁当ですが、知っておきたいデメリットも存在します。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、デメリットも把握しておきましょう。

送料がかかる

宅配弁当の利用には、配送料がかかります。住んでいるエリアや注文個数によっては配送料が高くなることもあるため、事前に確認してください。1食分のコストと合わせて、継続できる金額かどうか、よく検討してから注文することが大切です。

定期購入やまとめ買いで送料が割安になる場合もあるため、サービス内容を確認しておきましょう。

配送エリア外の場合がある

宅配弁当は、配送エリアが決まっていることがあります。自宅や会社など、配達してほしい場所が配送エリアに含まれるかどうかを確認しておきましょう。大手の宅配業者が配送を行う場合は、幅広いエリアに対応しているため、宅配弁当を選ぶ際は参考にしてみてください。

好みに合わないものが入っている可能性がある

宅配弁当は、栄養バランスや糖質・脂質などの制限値を守るため、「苦手な食品を抜いてほしい」「量を増やしてほしい」といったカスタマイズには応じていないことがほとんどです。
苦手な食品も、栄養をとるためには仕方ないと割り切って食べられれば良いですが、難しい場合はよく考えて購入することをおすすめします。

味付けや食事の分量も、自分の好みに合わないと継続が難しくなります。お試しセットなどがあれば、積極的に活用しましょう。

受け取りの手間がかかる

クーラーボックスや保冷材を使って置き配できる場合もありますが、宅配弁当の多くは直接受け取る必要があります。外出が多い場合は、常温や冷蔵よりも、まとめて注文できる冷凍のほうがおすすめです。

常温や冷蔵タイプは賞味期限が短い

出来立て・作りたてに近いものを食べられるのが常温タイプ・冷蔵タイプのメリットですが、賞味期限が短いため長く置いておくことはできません。
「今日はやっぱり外食がしたい」「思いがけずお肉が安かったから、やっぱり自炊しよう」といったフレキシブルな対応がしにくいことは、デメリットのひとつです。

冷凍の場合は、冷凍庫にスペースが必要

冷凍タイプの弁当は、調理後の急速冷凍により、風味を維持したまま長期保存できます。ただし、冷凍庫に一定のスペースが必要です。
ほかの食品を多く冷凍保存している場合は、冷凍庫の状態を確認してから頼んだほうがいいでしょう。


こだわりの冷凍宅配弁当で、食生活を簡単に管理しよう

冷凍宅配弁当は、冷凍庫にストックしておいて食べたいときに温めるだけなので、育児や家事、仕事、介護など、さまざまな事情で買い物や調理の時間がない方におすすめです。

「きくばりごぜん®」は、1945年の創立以来独自の冷凍技術を磨き続けたニチレイグループが、2004年に販売を開始した冷凍宅配弁当です。ニチレイグループが糖尿病食の開発で培った栄養成分コントロール技術を応用して作られました。
主菜と副菜がセットになっており、カロリー300kcal以下、食塩相当量2.0g以下、野菜使用量100g以上(芋類、きのこ類、海藻類、豆類を含む。生鮮換算)。和洋中のメニューから好みに合わせて選べるため、食事の時間が楽しみになるはずです。旬の食品を使った季節限定商品もご用意しています。

ここでは、自分や家族の好みに合うかどうかをお得に試すことができる、「きくばりごぜん®」のお試しセットを3種類ご紹介します。

「きくばりごぜん®」お試し4食セット

「きくばりごぜん®」お試し4食セットは、人気の4食をお得に試すことができます。初めて宅配弁当を注文する方におすすめです。

「きくばりごぜん®」 塩分を控えたい方向けお試し4食セット

「きくばりごぜん® 」塩分を控えたい方向けお試し4食セットは、主菜と副菜をすべて合わせても、食塩相当量を2.0g以下に調整しているのが特徴です。焼き魚などの和食も安心して楽しめます。

「きくばりごぜん® 」脂質を控えたい方向けお試し4食セット

「きくばりごぜん® 」脂質を控えたい方向けお試し4食セットは、脂質の量を平均10.0g以下に調整した冷凍宅配弁当です。洋食や肉料理のラインアップも豊富なので、飽きずに続けられます。


口コミ紹介・実際に宅配弁当を利用した人は、どう感じている?

実際に宅配弁当を利用した人は、どう感じているのでしょうか。ここからは、実際にニチレイフーズダイレクトの冷凍宅配弁当をご利用いただいている方の口コミをご紹介します。

おいしさに満足!

宅配弁当で最も気になるのは、やはり味ではないでしょうか。主菜・副菜共に、おいしさに満足しているという口コミをいただいています。

「カツの卵とじ風は、前のシリーズの時からカツがおいしくて好きでした。付け合わせの煮物も、薄味ながら、しっかり旨味があります」(年代・性別非公開)

「おいしいので、時々夕食も「きくばりごぜん®」にしています。入院経験から、1食は栄養計算された弁当をすすめられたので実践しています。」(60代男性)

忙しいときに助かる!

仕事や家事などで忙しいときに宅配弁当を利用しているという口コミも、多くいただいています。冷凍庫にストックがあると頼りになるはずです。

「仕事が忙しく、帰宅が遅くなってしまったときには強い味方。メニューもバリエーション豊かで助かります。今後も利用させていただきますね」(年代・性別非公開)

「週末土曜日、日曜日の家事の息抜きで利用しています。内容も充実し味付けも満足です」(60代男性)

家族も喜ぶ!

家族のために宅配弁当を注文している方からの口コミも届いています。宅配便の配送可能地域であれば、日本全国に配送可能なので、離れて暮らす家族にも送ることができます。

「一人暮らしの息子が大学等で忙しい時に、手軽に栄養のある食事ができ、とても助かっています」(50代女性)

「母のために注文しています。しっかりした味付けで食が進むようです。冷凍した魚の嫌なにおいもなく、副菜もうまく解凍されて見た目もおいしそうです。自分ではこの塩分量では作れないのでこれからも利用させてもらいます」(50代女性)


自分に合った宅配弁当を選んで、健康的な生活を

宅配弁当は、目的に合った弁当を届けてくれる便利なサービスです。「栄養バランスが気になるけど、3食自炊するのは大変」「高齢の親に、無理なくおいしいものを食べてほしい」といったときや、多忙で食事の支度まで手が回らないときなどに、ぜひ利用してみてください。

宅配弁当には、常温や冷蔵のタイプと、冷凍のタイプがあります。冷凍タイプは長期間保存でき、食べたいときに食べたい分だけ解凍して食べられる利便性の高さが魅力です。突発的に残業が入る、家族の都合に合わせて生活しているなど、食事のタイミングにばらつきがある方にも安心です。

ニチレイフーズダイレクトの冷凍宅配弁当なら、ラインアップが豊富で毎日の食事が楽しみになりますよ。おいしい食事をとって、健康的な生活を送りましょう!


宅配弁当のメリットは?
宅配弁当の最大のメリットは、すぐに食べられる調理済みの食事が届くため、調理や片付けの手間が省けることです。調理と一口にいっても、献立を考え、買い物に行ってから調理をする必要があるため、費やす時間は膨大です。
宅配弁当は、常温ならそのまま、冷蔵や冷凍なら温めるだけで食べられ、使った調理器具や食器などを片付ける手間もありません。
宅配弁当の利用シーンは?
宅配弁当は、仕事の合間の昼食としてまとめて注文するほか、接待や研修といったビジネスシーンでもよく使われています。育児や介護と仕事を両立する人など、食事の用意をする余裕がない人にも活用している人が多いようです。
また、高齢で買い物や調理の負担が大きい人にもご利用いただいています。

監修清水加奈子
管理栄養士、国際中医薬膳師、国際中医師。栄養学・中医学・薬膳の専門知識を持つフードコーディネーターとして、多数のメディアでダイエットレシピの提案や監修で幅広く活躍中。
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