世界糖尿病デー趣旨
現在、世界の糖尿病人口は3億8700万人に上っており、2035年には約6億人に達すると試算されています※1.
中でも日本が位置するアジア・太平洋地域の患者数の増加は深刻で、
2014年は1億3800万人と全世界の約1/3の糖尿病患者がこの地域に集中しています。
我が国においても、糖尿病と強く疑われる人と可能性を否定できない人の合計は約2050万人※2に上り、
早急な対策が迫られています。
このような状況を踏まえ、国際連合(国連)は、IDF(国際糖尿病連合:現在約170カ国230団体が加盟)が要請してきた
「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を2006年12月20日に国連総会議で採択しました。
同時に11月14日を「世界糖尿病デー」に指定し、
世界各地で糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動を推進することを呼びかけました。
11月14日は国連及び主要国で様々なイベントが開催されます。
我国でも、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会が中心となって、
各地で著明な建造物をブルーにライトアップして、街頭での啓発活動を実施しています。
ぜひ国民の皆さまも世界糖尿病デーのイベントに参加して、ご自分やご家族、大切な人とともに、糖尿病について考え、
予防にむけた一歩を踏み出していただきたいと思います。
※1 IDF DIABETES ATLAS 6th Edition (International Diabetes Federation)
※2 平成24年(2012年)国民健康・栄養調査 (厚生労働省)
(世界糖尿病デー公式HPより)